名古屋でオーダーブレザーを仕立てるという選択
― apartir order_BLAZER 技術解説
名古屋でオーダーブレザーをご検討の方へ。
今回仕上がった一着は、関東よりお越しいただいたお客様からのご依頼でした。
既に本場のブレザーを所有されている方だからこそ、求められたのは“違い”のある仕立て。
ここでは、そのディテールを少し踏み込んで解説します。

■ パターン設計 ― ボックスとウエストシェイプの間
今回の設計は、
過度にボックスに振らず、かといって絞りすぎないバランス。
ウエストダーツは排除。
ダーツを入れないことで生まれるのは、フロントのプレーンな面構成。
しかし単なるストレートではなく、パターン上で脇線とアイロンワークによるイセ処理で立体を形成。
名古屋でオーダーブレザーを提案する上で、“ダーツに頼らない立体構築”は重要な要素です。
■ ラペル幅とゴージ位置
広めに設計した襟幅。
これは英国的な重心バランスを意識したもの。
ゴージは高すぎず、低すぎず。
ダークネイビーの英国生地に対して、ラペルの存在感が埋もれない比率を計算しています。
ブレザーはVゾーンが命。
ラペル幅数ミリの違いが印象を左右します。

■ 生地選定 ― 打ち込みの強い英国服地
使用したのは
Harrisons of Edinburgh のコレクション。
目付がしっかりとあり、
経緯糸ともに打ち込みが強い。
この手の英国生地は、
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仕立て映えする
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エッジが立つ
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経年変化で奥行きが出る
という特徴があります。
名古屋エリアでオーダーブレザーを仕立てる際、
イタリア生地とは異なる“構築的な魅力”を求める方に適しています。
■ コバ幅とステッチワーク
今回はAMFではなく、あえてミシンステッチ。
理由は生地の硬さ。
打ち込みの強い生地に対し、
コバ幅をやや広めに設定することでエッジを強調。
AMFの柔らかな表情ではなく、
ややシャープに振る選択です。
生地とステッチは相互関係。
素材に合わせた仕様選択こそ、
名古屋で本格的なオーダーブレザーを仕立てる意義だと考えます。
■ ショルダー構築 ― 薄型パッドの効果
今期より採用した、さらに薄い肩パッド。
従来よりも厚みを抑えつつ、
肩傾斜の補正機能は維持。
ドロップショルダーを希望される方に最適です。
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肩線が不自然に張らない
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しかし落ちすぎない
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ジャケットとしての構築性は保つ
この“中庸”の設計が、
大人のブレザーには重要です。
■ フックベントという選択
センターベントでもサイドベンツでもなく、
あえてフックベント。
クラシックなブレザー文脈を踏まえつつ、
ややカントリー寄りのニュアンスを加える仕様。
こうした細部の積み重ねが、
既製品との決定的な違いになります。

■ メタルボタンの質感
シルバーでありながら、光沢を抑えたタイプ。
英国生地のマットな表情に合わせ、
ボタンだけが浮かないよう選定。
ボタンは“アクセサリー”ではなく、
構成要素のひとつ。
光り方ひとつで全体の印象が変わります。
名古屋でオーダーブレザーを作る意味
ブレザーは一見シンプル。
しかし、
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パターン設計
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生地の特性
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ステッチ仕様
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ショルダー構築
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ボタン選定
その積層が、着姿に如実に表れます。
名古屋でオーダーブレザーをお探しの方へ。
既製品では辿り着けない微差を、
ぜひ体感していただきたい。
■ apartirのオーダーについて(名古屋)
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丁寧なカウンセリング
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英国・イタリア服地の豊富な選択肢
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体型補正を前提とした設計
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九州縫製ファクトリーによる本格仕立て
名古屋の店舗にてご相談いただけます。
まとめ
ブレザーは“定番”だからこそ難しい。
だからこそ、
素材と設計に対する理解が問われます。
名古屋で本格的なオーダーブレザーをご検討の方は、
ぜひ一度ご相談ください。