apartir Order "CASCADE JACKET" - apartir Online Store

apartir Order "CASCADE JACKET"

お客様のオーダー品が仕上がりましたのでご紹介します。

英国ソブリンのブラックヘリンボーン生地で仕立てた、アパルティールのオーダージャケットモデル “カスケードジャケット”

サンプルをベースにしつつ、広いラペル低いゴージラインウエストダーツなし袖ボタン1つというディテールを取り入れ、ゆったりとしたシルエットをバランスよくまとめました。

ジャストサイズからの解放

既製品では難しい“ちょうどいい”ゆったり感。オーダーだからこそ、自分にとって理想的なフィット感を追求できます。

「オーダーでそれを実現できないか?」という想いが、このジャケットの始まりです。

テーラーとしては“邪道”と言われるサイズ感に挑戦するため、型紙の調整に徹底的にこだわりました。特に意識したのは、

  • 肩先の傾斜

  • 前見頃・後見頃のバランス

  • 芯地の有無

  • 襟の大きさ

  • 鎌の深さ

こうして試行錯誤を重ね、流れるようなシルエットと軽い着心地を両立した、理想的な一着に仕上がりました。

生地選びの妙

今回使用したブラックヘリンボーンは、英国の名門 SOVEREIGN(ソブリン) のもの。独特の織り柄が表情を生み出し、無地とは一味違った奥行きを感じられます。ブラックというシンプルな色合いながら、光の加減で生地の陰影が際立つため、シーンを問わず活躍します。

特に、カジュアルからセミフォーマルまで対応可能なのがヘリンボーン生地の魅力。日常の装いにも、特別な場でも程よい存在感を放ちます。

↑店舗サンプルです。

サイズアップの美学

“ジャストサイズ”から2サイズ以上アップを目指す。 サイズ感へのこだわりは、お客様の体型や好みに合わせてさらに自由に楽しめます。

ちなみに、このジャケットはスタッフの体型を基準に スリーサイズアップ で仕立てたもの。セットアップにすれば、モードな印象のスタイリングも可能です。

サイズアップした分、シルエットのバランスが重要になります。過度なオーバーサイズではなく、動きやすさとスタイルの両立を意識した調整が求められます。肩の傾斜や袖丈、着丈のバランスを整えることで、ゆったりとした中にも品格が漂います。

スタイリングの提案

身幅が広い分、ボトムスでの“引き算”が重要です。

  • 1タックのワイドテーパードパンツ:ジャケットのゆったり感を引き立てつつ、すっきりとした印象に。

  • チノパンやカーゴパンツ:カジュアルな雰囲気をプラス。

  • セットアップスタイル:モードな雰囲気を演出しつつ、ジャケットの個性を活かします。

また、ジャケットのインナーには シンプルなニットやカットソー を合わせるのもおすすめ。さらに、足元は 革靴やローファー で引き締めれば、上品な大人のカジュアルスタイルが完成します。

まとめ

カスケードジャケットは、従来の枠にとらわれないサイズ感やスタイルを楽しむための一着です。既製品にはない“自分らしさ”を追求したい方に、ぜひ挑戦していただきたいオーダージャケットとなっています。

自分にとっての理想のサイズ感を見つける旅を、アパルティールと一緒に楽しみましょう。

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