優しさに包まれたなら
LENO CASHMERE SWEAT SERIES
まず、これほど着心地のいいスウェットはなかなかないと。
そして、ヴィンテージのデザインを落とし込んだ使用にグッと心を掴まれます。
リノのカシミアスウェットシリーズ。
当店ではSWEAT、HOODIE、PANTSと扱いがあります。
シンプルでいい。
どこのかわからないくらいでいい。
私の洋服はこの観点が多くを占めているのですが、よだれが出るほど見続けているので、実際はわかってしまうディテールのこだわりが入っています。
まず、素材はカシミアを3%混毛したコットン素材で、肌ざわり柔らかく、そして温かい。
3%と侮るなかれ、そこには、着心地、保温性、耐久性をバランスよく入れるための割合です。
カシミアのニットは、冬場着る場面があるのですが、やはり100%のニットは気を使います。
着用時やお洗濯はかなり丁寧におこなわなければなりません。
この点、表生地のしっかりとしたところやリブのの強さもあり、
ネットに入れ手洗い機能など使用すればかなり楽です。
希少な吊り編み機でゆっくりと編まれた裏毛生地ですので、着心地も抜群です。
そして、1940-50年代のスウェットに見られるフリーダムスリーブという脇のカッティングがS字になったディテールや後付けのフードが見た目を楽しませます。
ディテールはヴィンテージなのに対して、綺麗にテーパードされた身頃、アームホール、パンツのシルエットと現代的なシルエットが、コーディネートに馴染みます。
オーダーの際、他バイヤーからも上下や同じものを複数点と買って間違いないとお伺いしましたが、その気持ちすごくわかります。
スウェットながら、高級感の感じられる一着ですので、
デニムやミリタリーパンツで着ても野暮ったさは皆無。
パンツはシルエットがすごい可愛いですよ。
ガゼットの仕立てもいいですし、ウェストと裾リブが強いところもポイント。
スウェットパンツをコーディネートしてるだけでおしゃれですが、
抜け感の演出と高級感ともに持っているのはやっぱりなかなかないです。