大人のスラックス
スラックスを履きこなす。
これがなかなか難しいですよね。
細く履いたら脚が長く見える、綺麗に見えるなんていう勘違いはありませんか。
前者は一理あるかも知れませんが、後者は当てはまりません。
綺麗に見えるというところがどのようなものかという基準によるかも知れません。
1.綺麗に見せる
スボンを履いたシルエットが綺麗というのは脚の形を見せないということが一つあります。
お尻から太もも、ふくらはぎ、足首と細くなる脚ですが、
これを均一な角度で真っ直ぐに見せるのが視覚的に美しいでしょう。
しかしながら、人によって太ももの太さやふくらはぎの大きさ、足首の太さなどは、生活スタイルによって大きく異なります。
例えば、普段、自転車によく乗られる方はふくらはぎがしっかりとしていますし、サッカーがご趣味の方などは太ももがしっかりとされています。
そういった人の足の特徴をカバーすると美しいシルエットと言えるスラックスが仕上がります。
2.テーパードかストレートか
丈の長さの好みによって分かれるこのシルエットの選択。
テーパードとは、ワタリと太ももにゆとりがあり裾に向かって細くなるシルエットです。
ストレートは、渡りから裾までが真っ直ぐなシルエットを指します。
綺麗なシルエットを履くのであれば、短め丈はテーパード、長めはストレートがおすすめ。
テーパードは長ければクッションが出過ぎてしまいますし、ストレートは短いと裾が外に逃げがちです。
テーパード
ストレート
3.ディテール
apartirで展開しているオリジナルパターンとして、グルカトラウザーズ2種。
3.1パターン1
片方のみベルト、もう一方はアジャスター。
着脱しやすいよう改良。
3.2パターン
2両ベルトでイギリス軍のデザインを忠実に。
定番としてノープリーツからツータックといったデザインをご用意しています。
太さとクラシカルな印象がトレンドの昨今では、インタックの2ブリーツが人気ですが、じわじわとワンタックやノータックのスッキリとしたシルエットがトレンドの予感です。
4.まとめ
スラックスは、洋服としては長いアイテムだけに最近では生産性を上げるため簡略化されているものが多いですが、時代背景によって生まれたディテールは機能的で目をひくデザインもありオーダーではそれを楽しんでいただくのがおすすめです。