振り返る
ついつい、振り返って見てしまう。
生地が無数に並んでいる中で、目に留まり振り返って想像が膨らむものがあります。
オーダーはそんな生地選びが楽しいです。
2023年の秋冬に向けた生地が届いておりますので、ご紹介させてください。
-Vitale Barberis Canonico-
(ヴィターレ・バルベリス・カノニコ)
350年以上にわたり、最高品質の生地を生産するイタリアのメーカーです。
オーストラリアの自社農場で大切に袖られた羊毛を洗浄から染色、紡績まで自社で一貫して行うクオリティとコストパフォーマンスに優れています。
ハイブランドの生地生産を扱ってきたことから、柄や発色においてトレンド感を持つ生地も多く安心してオーダーいただけます。
シリーズも豊富で初めてのお客様でも選びやすいところもいいところです。
・ABITO
イタリア語で「スーツ」を意味する“ABITO/アビト”コレクション。
オールシーズンで使える定番生地からラグジュアリなクオリティのもの、秋冬に嬉しい2PLYなど様々なスーツ生地が揃っています。
他では見られない上品ながら色味の綺麗な生地や迷彩やペイズリーなど他と差のつくものも揃います。
・SUPERSONIC
最近引き合いの多いストレッチと撥水性を兼ね備えた機能性生地コレクション。
リラックスした雰囲気や長時間の着用でも疲れにくい素材で、
スポーティなスーツや細めのモデルに合わせていただくと快適です。
・FLANELLA,GIACCA/CAPPOTTO
秋冬らしいフランネルやツイードのコレクションで、厚手ながら肌触りの良さやチェック柄の豊富です。
コート地には560gのメルトンまであり選び甲斐のある生地が揃っています。
今回はそんな生地から、私の目を引いたおすすめ生地の記事です。
・COVERT
COVERT(カバート)とは狩の獲物が隠れる茂み、隠れ場所という意味。
狩猟の際着用するコートが由来です。
かなり丈夫で、目付は約440gとヘビーウエイトの服地です。
しかしながら、起毛感が少なくガシッとした印象でワークウェアに見られるコットンツイルのような質感を併せ持ちます。
狩猟用が元来というのもあり、コートとしては薄手の着やすいものに仕上がります。
私としては、ジャケットやパンツにおすすめしたく、カジュアルな装いに合わせてブレザーやタックパンツに誂えるのはいかがでしょうか。
・SHIRT JACKET
いわゆるネルシャツを思い描かせるチェック柄の記事で、今回、オンブレチェックやマドラスチェックが目を引きました。
その名が示すシャツジャケットやブルゾンのようなカジュアルアイテムにもいいですし、あえてゆったりとしたテーラードに仕上げてデニムやワークパンツに合わせていくのが良さそうです。
特にこのコレクションは、早い段階で売り切れてしまうのでは。
気になるお客様は早めのお問い合わせを。