バーガンディとネイビーがお似合いでは
バーガンディーの良さに気づいたのは前職にいた時であろう。
ショップカラーであり、ショッパーのカラーであり差し色といえばくらいおすすめをしていました。
バーガンディ、ワインレッドとも呼ばれるこの色目。
赤ワインの渋みが大人らしい雰囲気を出します。
ブラックにもネイビーにもグレーにも落ち着いたコーディネートがいただけます。
何度となくおすすめしたセリフを思い出しました。
もともと、赤い差し色は好きでパーカーの赤を黒のコーディネートには多用していたことを思い出します。
二十代半ばに差しかかり、仕事もプロとしての自覚が芽生えた頃、少し大人のスタイリングにスイッチする中で赤に代わる落ち着いた差し色として活躍したものです。
最近はというと、LENOのモヘアカーディガンが久しぶりに落ち着いた奥行きのあるバーガンディーでこの色を選んでいます。
ネイビーとグレーを多用している最近の着こなしに映える色味です。
3色の毛糸を使用した奥行き、キッドモヘアの光沢感、特殊な加工で起毛感を立たせたニットは非常に着心地もよく愛用しています。
乾燥肌の自分は、ニットのチクチクにはかなりうるさいのですが、これは全くといって大丈夫。
アンゴラ山羊から取れる南アフリカ産の原毛はとても色味が綺麗なため発色が良いのが特徴。
リノではこの糸を多色で混ぜ合わせることでさらに奥行きのある色を出しています。
また、生後半年から一年で刈り取ったキッドモヘアはキューティクルがとても平らでチクチクがありません。
柔らかな分、強度を高めるためナイロンとウールを梱包しており、永く愛用頂けます。
お手入れを繰り返すことで、繊維が絡まりさらに色目の深さや風合いを楽しみ頂けます。
お洗濯はドライクリーニングをおすすめしますが、蛍光材のない手洗い洗剤でも可能です。
繊維の絡みを最小限に抑えたいので脱水やねじりは控えめにすると良いですね。
モヘアカーディガンは、市場には少なからずあるもののここまでの着心地はなかなかないのではといったところです。
LENOらしい少しドロップしたショルダーやVゾーンの狭さは少しキュートな感じがして、上品に感じています。
Tシャツやスウェットにも良いのですが、シャツに合わせるのがおすすめです。
コートのインナーにもさりげなく馴染みます。
ちなみにではありますが、非常に暖かさがあるのでアウターとしても十分に活躍します。
人気のイエローとジャガードも良いですが、改めて大人に似合うバーガンディーのカラーをおすすめします。