ぶれない
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àpartirに新たなブランドが加わりました。
ぶれないブランド。
ーScyeー
àpartirにとっては新たなブランドですが、
僕には20年来の信頼と尊敬するデザイナーブランド。
きっかけは、M氏のブログだったかと。
当時ブログという媒体が出てきたばかりでしたが、
ファッション誌だけでなく新たな情報を得ることができる最先端で見かけたのです。
綺麗目なアイテムをユニークに着崩すアイテムのなかにScyeのアイテムがありました。
Scyeは、日高久代さんがデザイナー、宮原秀晃さんがパターンカッターを務めており、
19世紀のエドワーディアンズタイルに見られる英国式のテーラリングをクリエーションのベースとしながらも、
進化させたカッティングとパターンワーク、オリジナルの素材により唯一無二の商品を展開されています。
洋服は歴史と技術の結晶と考えているのですが、
その両方を併せ持つ最高のクリエーションを続けられています。
第一弾は、そんなScyeの中で継続的に展開されブラッシュアップされているScye Basicsライン。
サンホアキンコットンシリーズのワークジャケットとチノトラウザーズ。
ジャケットといえばテーラード、そう浮かぶのが必然ですが、
実に様々なスタイルが存在しています。
ワークジャケット、そう名付けられたこのアウターは、サックコートと呼ばれたウエストラインの縫い目のない、丈の短めのゆったりした男性用ジャケットが元になっています。
アメリカントラッドにおけるサックスーツの起源とも言われてます。
当時、アメリカではイギリスからの移民によりワーカーが市民権を得て新たなファッションスタイルを確立していきます。
長い着丈のモーニングから新たなスタイルへ生まれ変わるアイテムでした。
そんなアメリカントラッドとワークを併せ持つスタイルがこのジャケットです。
三つボタンにスリーパッチ、ボックスシルエットのノーベントスタイルはまさに。
それを現代の技術で芯地をほとんど使用せず、カッティングとパターンワークで立体的に仕上げているのはすごい。
もちろん、テーラードではありながら、巻き縫いやチェーンステッチの縫製をすることでドレスアイテムに比べて強度が高められており長く愛用できる逸品となっています。
素材はカリフォルニアの San Joaquin Valley で採れた綿花を 紡績したものでサンホアキンの肥沃な土地と清冽な空気の中で育った米綿の中でも最も品質の高い 高級綿のひとつです。
タテ糸 にこのサンホーキン綿を使用し、ヨコ糸にはチノクロスの畝感を 表情豊かにするためにアフリカのジンバブエコットンのナチュラルなムラ糸を使用しています。
着込み洗い込み雰囲気が増しますので、時間の経過とともにさらに価値の高いアイテムへとなるでしょう。
ワークジャケットとして、デニムやワークパンツにコーディネートもよし。
ドレスパンツと合わせても遜色がありません。
セットアップで使用いただけるパンツのご用意もございます。
こちらはまた後ほど。
普段着に格となるアウターとして活躍すること請け合いです。
まずは袖を通してみてください。
そのパターンワークによるシルエットと素材の良さは着てみないと全ては伝えられません。